設備


研究室では、世界でも類を見ない高度な市販機器を備えると共に、世界最先端のレーザー、計測装置、質量分析計を開発しています。

[市販装置]
A.レーザー
 1.深紫外~近赤外波長可変フェムト秒チタンサファイアレーザー/パラメトリック増幅器/波長変換器
  (35 fs, 1 kHz, 6 W, 240~2400 nm, Solstice, Topas Prime, UV Converter, Spectra Physics)
(第二高調波 400 nm, 第三高調波 267 nm, 自作)

 2.深紫外~近赤外波長可変フェムト秒チタンサファイアレーザー/パラメトリック増幅器/波長変換器
 (35 fs, 1 kHz, 4 W, 235~2400 nm, Elite, OpeRa, UV Converter, Coherent)
  (第二高調波 400 nm, 第三高調波 267 nm, 第四高調波 200 nm, 自作)

 3.チタンサファイアレーザー/波長変換器
  (100 fs, 1 kHz, 1 W, 800 nm, Libra, Coherent)
  (第二高調波 400 nm, 第三高調波 267 nm, 市販品)

 4.フェムト秒Ybレーザー(400 fs, 0.12~27 MHz, 2.4 W, Calmer)
  (第二高調波 515 nm, 第三高調波 343 nm, 第四高調波 257 nm, 第五高調波 206 nm, 自作)

 5.サブナノ秒Ybレーザー(0.7 ns, 1-70 kHz, 1W, Helios, Coherent)
  (第二高調波発生装置)

B.計測器
 1.オシロスコープ (数100 MHz~6 GHz)数台

 2.スペクトロメーター(真空紫外~赤外)数台

 3.パワーメーター(mW~数10 W)数台

 4.信号処理装置(高速増幅器、デジタイザ、時間相関単一イオン計数装置、他)

C.ガスクロマトグラフ(Agilent, 3台)

D.試料調整用機器など(高速溶媒抽出装置、ドラフトチャンバー、他)

[開発した装置]
A.レーザー
 1.近赤外超短パルス光発生装置(3.2 fs, 600-1400 nm; 1.9 fs, 220-400 nm)

 2.真空紫外フェムト秒光パルス発生装置(185 nm)

B.計測器
 1.周波数分解光ゲート装置(FROG)
  ・第二高調波発生FROG装置
  ・第三高調波発生FROG装置
  ・自己回折FROG装置

 2.スペクトロメーター(真空紫外~赤外)数台

C.飛行時間型質量分析計(4台)

 

 

研究室ではレインボースターズと名付けている「虹色レーザー」を始め、独自の非線形光学技術を開発しています。この四光波ラマン混合に基づく現象を用いると、近赤外~真空紫外域において超短パルス光を発生することができます。また、最近では近赤外及び紫外域において、数フェムト秒の光パルスを発生させています。今後、光の波長域で極限の超短パルス光を発生することを目指しています。

近赤外・紫外超短パルス光発生装置 

真空紫外フェムト秒光パルスの分光写真